HD Capture Box
HDカメラからの出力を無変換で取り込む装置

DVI直接入力

HDカメラからの映像信号をダイレクトに入力します。Sビデオやコンポジットに変換することなく、デジタルのまま取り込むため、信号の劣化は全くありません。HDカメラのHD性能をフルに活かすことのできる Full HD キャプチャユニットです。入力信号は1920×1080pまたは、1920×1080iに対応しています。

デジタル処理による高画質キャプチャ

入力されたHD映像信号を高画質のままJPEGに変換し、静止画キャプチャ可能です。ハードウェアを用いたデジタル処理のため、遅延なく、高画質にJPEG変換します。JPEGの圧縮率は4段階の調節が可能。目的に応じて調整できます。

LANによる既存の装置との接続機能を標準装備

LANをにより、既存のファイリングシステムや電子カルテと接続することができます。本装置には、ID入力機能、トリガー入力機能があり、テンキーやバーコードからIDはを入力後、トリガースイッチをオンにすると、内部にファイルが保存され、ネットワーク経由上に共有されます。JPEGファイルのファイル名には、IDと取り込んだ瞬間の日付、時刻が付与されます。上位のシステムは、このフォルダをポーリングし、画像を必要に応じて処理してください。(IDを入力しない場合は、$$$_日付_時刻.jpgの形式で出力しますので、上位で適宜分類してください。)

Windows PCからは

  エクスプローラ → ネットワーク → HD-CAPTURE-0001 → share

で見ることができます。

既存のシステムとそのまま接続できるよう、出力ファイルを加工する機能も装備。4:3のアスペクトに変換したり、画像サイズを変更できます。また、JPEGの圧縮率も変更できるため、上位の容量に合わせて運用することができます。

ライブ映像表示

PCにとUSB接続接続することにより、ライブ映像表示することができます。PCにとの接続にはUVC規格を採用し、特別なドライバなしでWindows/Mac/LinuxのPCにMotino JPEGのライブ映像を表示することが可能です。

HD Capture Box
特徴

単体運用から既存システムとの連携運用まで幅広い場面でHDカメラを導入

DVI直接入力

HDカメラの映像信号をダイレクトに入力
1920×1080p/i

LAN接続

既存システムを使い続けながら、HDカメラを導入

デジタル処理で高画質キャプチャ

HDの映像信号を高画質のままJPEGに変換し静止画キャプチャ

ハードウェア処理

ハードウェア処理で遅延なく高画質にJPEG変換

ライブ映像表示

UVC規格に準拠、特別なドライバなしでWindows/Mac/LinuxのPCにMotion JPEGのライブ映像表示

トリガー入力機能

トリガースイッチで簡単にJPEGキャプチャ

HD Capture Box
システム構成事例

Case1 カメラの映像を既設の電カル/ファイリングの画面を見ながら撮影する場合(UVC表示機能が装備されている場合)

  • ●既設のシステムにそのままHDカメラを接続することができます。
  • ●電カル/ファイリングにUVCの映像を表示する機能がついている場合、ライブ映像はUSB経由で電カル/ファイリングのモニタに表示されます。
  • ●静止画のキャプチャは、HD Capture Boxに記録されます。クライアントからLAN経由でポーリングをかけ、システムに取り込むことができます。
  • ●電カル/ファイリングにポーリング機能が必要です。

Case2 カメラの映像を既設の電カル/ファイリングの画面を見ながら撮影する場合(UVC表示機能が装備されていない場合)

  • ●HDカメラの出力をHDMI分配器でモニタ(ライブ映像確認用)とHD Capture Boxに分岐してください。
  • ●スペースに限りがある場合などは、分配器からの出力の1つを電カル/ファイリング用のモニタに接続し、切替器をご用意いただいて、HDカメラからのライブ映像確認用画面と電カル/ファイリング用画面を手元で切り替えながらお使いください。
  • ●静止画のキャプチャは、HD Capture Boxに記録されます。電カル/ファイリングからLAN経由でポーリングをかけ、システムに取り込むことができます。

Case3 HD Capture Box単体での運用

  • ●ID入力と、トリガー入力が可能なため、単独での撮影も可能です。
  • ●サーバーからのポーリングで、キャプチャした静止画を管理します。

Case4 HD Capture Box + プリンタでの運用

  • ●超小型PCでポーリングをかけ、プリンタを制御します。
  • ●キャプチャ後に、自動で画像を印刷することが可能です。

Case5 RAPiD-Xでシステム化

  • ●静止画のキャプチャは、HD Capture Boxに記録されます。クライアントからLAN経由でポーリングをかけ、取り込むことができます。
  • ●ライブ映像は、USB経由でクライアントに表示されます。
  • ●取り込んだ画像は、サーバーで一元管理し、各クライアントで共有できます。
HD Capture Box
接続機器
HDカメラ
 1920×1080p/i 
Ikegami(池上通信機)  小型3CMOSフルハイビジョンカメラ THD-23FHD 
JFCセールスプラン  FRex HD SP-321
SONY  CMOSフルHDビデオカメラ MCC-500MD 
センテック  1/2.8 インチ型 Full HD Cマウントカメラ STC-HD203DV 
サンコンタクトレンズ  1/3 インチ型 フルハイビジョンカメラ SFHD-200c 
パナソニック  1/3型 MOS 3板 フルハイビジョンカメラ GP-UH332
HD Capture Box
仕様詳細
入力 HDMI×1
DVIも接続可能
対応信号 1920×1080(29.97Hz)
プログレッシブ/インターレース
映像出力 USB2.0 UVC規格準拠
Motion-JPEG
出力静止画像 JPEG (圧縮率4段階97%,90%,80%,75%)
出力画像サイズ 1920×1080,1440×1080
ID入力 最大16桁
テンキーまたはバーコードリーダー
外形寸法 W250×D125×H50mm
重量 515g
電源 ACアダプタ
DC 5V/3A